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Mentor’s Eye 香田 哲朗氏 メッセージ

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 ■第5回「~失敗と呼べるチャレンジができるか~」                     [2013/10/21メルマガ配信]
 株式会社アカツキ
 共同創業者 取締役 COO 香田 哲朗氏
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はじめまして、株式会社Akatsukiの香田と申します。ほとんどご存知の方はいらっしゃらないと思いますが、僕自身は3年少し前に学生時代の仲間と会社を起業していて駆け出しの起業家です。起業を志す、もしくは多少なりとも興味のあるみなさんへ僕なりのメッセージを書かせていただきます。

【1】準備万端は永遠に訪れない

私も、少し珍しい経歴を持っている為か、同期や後輩など身の回りの人から進路や起業について相談を受けることがよくあります。

そういった人から一番多く聞かれる言葉は、転職についても起業についても今はベストじゃないし、もっとチャレンジしたい。「でも今じゃない」、「もしこういう機会があれば」といった言葉です。

こういった言葉の姿勢の場合、何かがそろったら、また次の足りないピースを自分で考えて、やらない理由を作っていき、結局何も行動にうつせません。

転職にしても、起業にしても、自分が置かれる環境についてそれなりの変化を伴いますし、ましてや一般的に認められていないことをする場合は、必ずその場にとどまろうという意識が働きます。物理にある、慣性の法則と同じ概念です。

自分の能力をはじめ、経済環境や事業環境についても全てが整うことなどないのです。仮に整ったとしても、いざスタートしてしまえば、すぐに足りないことだらけになってしまいます。

自分の中で何が大事なのかをはっきりと考えたうえで、それさえ満たしてしまえば、あとは覚悟の問題、少しのことで逃げ出さない覚悟だけはしっかりと持つことが大事だと思います。

【2】仲間

よく、ビジネスは戦争だと言います。経営戦略、競争戦略といった経営用語に、”戦略”という言葉が使われているのも、その性質をよく表しています。

同じ戦争にかかわる人でも、戦場から遠く離れた本拠地で戦況を読む人もいれば、現場で実際にやりあう人もいます。

ベンチャーはまさに、少人数で戦場の真ん中で白兵戦をするようなもので、いつ死んでもおかしくない危険と隣り合わせの状況です。

どんなに腕が立つ戦士だとしても、360度すべてを守りきることはできません。必然的に、ある種の極限状態の中で、自分の背中を任せる仲間の存在が必要になってきます。

そういったことから、極限状態の中でも、自分の背中を任せられる仲間が必要なのです。

逆に言うと、もし一緒にビジネスをスタートさせようと誘われたり、自分から誘う場合は、上記のような極限状態をシミュレートして、それでも背中を任せられるかどうかをじっくり考えてみてはいかがでしょうか?

【3】傲慢さと謙虚さ

一見、この二つの言葉は相反するように感じられるかもしれませんが起業家にもっとも必要な素養は、この二つが高いレベルで一人の人間の中に併存していることだと考えています。

なぜなら、起業家には、圧倒的なスピードでの成長と、不透明かつ不安定な状況下での意思決定の2つが求められるからです。

前者を実現するために求められるのは、決定的な根拠がない中でも、周囲を引っ張っていくような力のある意思決定を導く自信、それは、自らの力や可能性を無条件に信じてしまうような傲慢さが必要です。

また、後者を実現するには、失敗を素直に受け入れたり、周囲の声に耳を貸すような、人としての謙虚さです。

実際に、私の周囲で特に継続的に事業を成長させている起業家にはこの2つの素養の高いレベルでの併存を感じます。

この2つは素養ですので、プログラミングなどのスキルと違い、目に見えて簡単に身に着けることは難しいかもしれません。
だからこそ、本を読んだりいろいろなことを経験する中で、常に2つの要素を意識して、自らの素養として取り込んでもらえればと思います。

最後にまとまりの無い中で、つらつらと想いを述べさせていただきました。冒頭のタイトルは「失敗と呼べるチャレンジができるか」と書かせていただきました。

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